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【国際】

韓国大統領府 金永南氏訪韓を歓迎 米副大統領らと接触も

金永南氏=共同

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 【ソウル=上野実輝彦】韓国統一省は五日、北朝鮮の金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長を団長とする代表団員三人、随行員十八人が平昌(ピョンチャン)冬季五輪に合わせ、九日から十一日の日程で訪韓すると発表した。韓国大統領府は「高官同士の対話を準備していく」と表明。文在寅(ムンジェイン)大統領への表敬訪問も検討しているもようだ。

 大統領府報道官は「南北関係改善と五輪成功に対する北朝鮮の意志が反映されており、真摯(しんし)で誠意ある姿勢を見せた」と歓迎の声明を発表し、訪韓を最大限に評価した。

 聯合ニュースは「文氏が金永南氏と会うだろう」とする大統領府関係者の見通しを報じた。

 朝鮮中央通信も五日、金永南氏が五輪の開会式に出席すると伝えた。開会式会場のVIPルームで、ペンス米副大統領や安倍晋三首相と接触する可能性が高い。

 金永南氏は北朝鮮憲法上の国家元首で、訪韓は初めて。過去には二〇一四年のソチ冬季五輪や、〇八年の北京五輪の開会式にも参加した。

 ただ、金永南氏に政治的権限はほとんどなく、北朝鮮の実質上の序列では、崔竜海(チェリョンヘ)朝鮮労働党副委員長ら、より高位の人物がいるとされる。

 金永南氏以外の代表団は明らかになっておらず、金正恩(キムジョンウン)党委員長により近い人物が派遣されるかに注目が集まっている。

 また統一省によると、北朝鮮は五輪に合わせて六日から派遣する「三池淵(サムジヨン)管弦楽団」などの芸術団を、貨客船「万景峰(マンギョンボン)92号」で韓国入りさせ、船で宿泊させると通知した。北朝鮮の入港を禁じた韓国の独自経済制裁に抵触するため、統一省報道官は「制裁の例外措置とすることを検討している」と説明した。

 芸術団は八日と十一日に韓国で公演する予定で、先発隊二十三人が五日、陸路で韓国入りした。

 

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