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【国際】

タイ軍政抗議 活発 集会ダメなら山車やお面で

6日、バンコクで、資産隠し疑惑が浮上したプラウィット副首相を思わせる顔の絵を掲げる活動家の男性=山上隆之撮影

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 【バンコク=山上隆之】タイの軍政が民政復帰に向けた総選挙の先送りを図っているとして、市民グループなどの抗議活動が活発化している。警察は八日、総選挙の早期実施を求める集会を開いた活動家三十九人に出頭を命じた。軍政は二〇一四年のクーデター以来、五人以上の政治集会を禁じており、市民らはあの手この手で抗議を続ける。

 バンコク中心部のルンピニ公園。四日夕に集まった十数人が列になって三十分間、池の周囲を歩き続けた。参加者がベンチで車座になると、集会とみなした警察官が取り囲んで制止した。男性リーダーのアピシットさん(39)は取材に「医療福祉の充実や環境保護を市民に訴え、タイに民主主義を取り戻す」と訴える。

 抗議活発化は、プラユット暫定首相が十一月の実施を明言した総選挙が、来年に先送りされる可能性が高まったため。プラウィット副首相の資産隠し疑惑が拍車をかける。

 三日はバンコクで行われた大学サッカーの試合で、学生らがプラウィット氏を皮肉る山車を担いだ。六日夕はオフィス街で、男性がプラウィット氏を思わせる似顔絵に「出ていけ」と書いたお面をつけて立った。

 八日に出頭を命じられた活動家三十九人は集会が商業施設「MBKセンター」前で開催されたことから「MBK39」と名乗り、ネット上で活動を紹介。当局は同日、実際に出頭した三十数人から事情を聴いた。

 

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