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【国際】

英大衆紙「右派」を買収へ 「左派」のミラー 同列経営に

  【ロンドン=阿部伸哉】英大衆紙「デーリー・ミラー」などを発行するトリニティ・ミラー社は九日、「エクスプレス」「スター」の大衆紙を発行するノーザン・アンド・シェル社を買収すると発表した。「ミラー」は左派、「エクスプレス」は右派の論調で知られるが、英新聞業界を取り巻く状況は厳しく、左右の新聞が同じ経営の下で発行されることになった。

 買収額は一億二千六百七十万ポンド(約百九十億円)。英大衆紙では日刊発行部数で「ミラー」「スター」「エクスプレス」が三位から五位(二〇一七年十二月)を占め、三紙を合わせ約百三十四万部。トップ争いをする「サン」「デーリー・メール」に匹敵する。

 トリニティ・ミラーのフォックス社長は、英BBCラジオで「厳しい業界だからこそ一緒になる」と買収理由を説明。例えばスポーツ取材では、記者一人がグループの複数の新聞に出稿するなどして「年間二千万ポンドのコスト減を目指す」という。

 ただ英国の欧州連合(EU)離脱を巡り「ミラー」はEU残留を求める筆頭格で、「エクスプレス」「スター」は強硬な離脱派と、主張は正反対。それでもフォックス氏は「エクスプレスが左に、ミラーが右になることはない」と編集方針への影響を否定した。英新聞業界もデジタル化の波などで発行部数が減少した。

 

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