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【国際】

CIA、偽の情報に1000万円 流出技術買い取り ロシア人に支払う

 【ワシントン=共同】十日付米紙ニューヨーク・タイムズは、中央情報局(CIA)が昨年九月、国家安全保障局(NSA)から流出したハッキング技術などを買い取るため、ロシア情報機関とつながりのあるロシア人に現金十万ドル(約一千万円)を支払ったと報じた。

 複数の米欧情報機関関係者の話としている。ロシア人はトランプ大統領や周辺者とロシアとのつながりに関する情報を渡したが、偽造された情報などだったという。ハッキング技術は提供されなかった。米情報当局者は同紙に、トランプ氏に関する情報入手が目的ではなかったと強調した。

 同紙によると、ロシア人はハッキング技術と、トランプ氏が二〇一三年にモスクワのホテルで売春婦と写っているビデオを提供できると主張。当初一千万ドルを要求したが百万ドルに値下げし、一部として十万ドルが昨年九月、ベルリンのホテルで支払われた。交渉はドイツ在住の米国人ビジネスマンが仲介した。

 ロシア人は現金受領前、サンプルとしてハッキング技術が入っているとするUSBメモリーを米側に渡したが、ハッカー集団がネット上で公開済みのデータだった。男性一人と女性二人が写る無音声の十五秒間の動画も見せたが、トランプ氏と確認できるものではなかったという。

 結局、ロシア人は米側に、トランプ氏や関係者とロシアのつながりを示すとされる銀行記録、電子メール、ロシア情報機関のデータを渡したが、報道から取った内容や、偽造されたとみられる情報だった。

 

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