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【国際】

米、核問題 置き去り懸念

 【ワシントン=後藤孝好】トランプ米政権は、韓国の文在寅大統領が北朝鮮の金与正朝鮮労働党第一副部長による訪朝要請に前向きな姿勢を示したことなど、南北の急接近に警戒感を強めている。南北融和が国際的な圧力緩和につながりかねず、韓国に対して北朝鮮が非核化の意思を示さなければ対話に応じないよう求め続ける方針だ。

 米ホワイトハウスによると、ペンス副大統領は十日、韓国からの帰国途中の専用機内で記者団に「日本や韓国での私のメッセージは、北朝鮮が核・ミサイル開発計画を永久に放棄するまで、外交的、経済的な圧力を強化し続けるということだ」と繰り返し強調。日米韓の連携の重要性を訴え、北朝鮮との対話に前のめりな文氏にくぎを刺した。

 トランプ政権は、北朝鮮が対話姿勢に転じたことを制裁強化による「最大限の圧力」の成果と受け止めている。このため韓国が北朝鮮の「ほほ笑み外交」に乗せられて安易に南北対話を推進することで、国際的な包囲網がほころび、核・ミサイル問題が置き去りにされる事態を懸念する。

 米政府高官によると、米朝対話を実現させたい文氏は、北朝鮮の高官代表団と接触するようペンス氏に促したが、ペンス氏は平昌(ピョンチャン)冬季五輪のレセプションや開会式で、北朝鮮関係者と一切、握手や会話を交わさなかった。

 ペンス氏は文氏との会談で「引き続き最大限の圧力を強化する。全ての選択肢がテーブルの上にある」と指摘。「過去二十年間、北朝鮮と対話を始めれば、常に圧力の緩和の結果を招いてきた」との認識を共有したという。

 

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