東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

朴前大統領友人 懲役20年 韓国地裁 ロッテ会長も実刑

 【ソウル=上野実輝彦】韓国の前大統領、朴槿恵(パククネ)被告(66)=公判中=による巨額贈収賄事件に関連し、ソウル中央地裁は十三日、朴被告の友人で、収賄や職権乱用などの罪に問われた崔順実(チェスンシル)被告(61)に懲役二十年(求刑懲役二十五年)の実刑判決を言い渡した。

 崔被告側に資金を拠出したとして贈賄罪で在宅起訴された韓国ロッテグループ会長の重光昭夫(韓国名・辛東彬(シンドンビン))被告(63)は懲役二年六月(同懲役四年)の実刑。崔被告と共謀したとされる元大統領府秘書官の安鍾範(アンジョンボム)被告(58)には求刑通り懲役六年を言い渡した。

 重光被告は法廷で拘束された。日韓のロッテは一時的にしてもトップ不在となり、経営に打撃となる可能性がある。ロッテ広報は「弁護人らと協議した上で手続きを踏む」とのコメントを出した。

 起訴状によると、崔被告は朴被告と共謀し、自身が支配する財団にロッテを含む韓国企業から計七百七十四億ウォン(約七十七億円)を拠出させたり、乗馬選手だった娘を支援するため、サムスングループから約束分も含めて四百三十三億ウォンの賄賂などを受け取ったとされた。

 判決では、重光被告が財団に拠出し、後に返還された七十億ウォンについて、免税店の出店許可を得るなどの目的があった賄賂と認定。政権の要求に従わざるを得なかったとの情状も酌量した上で実刑を言い渡した。

 崔被告については「朴被告との私的な関係をもとに権限を利用した」と指摘。「憲政史上初の大統領の弾劾と罷免で国政に混乱をもたらした責任は、朴、崔両被告にある」とした。

 朴被告との共謀を認定した上で崔被告に実刑を下したことで、収賄罪などに問われる朴被告の公判にも影響する可能性がある。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報