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【国際】

正恩氏 関係改善を指示 北、韓国懐柔策強める

韓国公演から帰還した北朝鮮の「三池淵(サムジヨン)管弦楽団」のメンバーと記念写真に納まる金正恩朝鮮労働党委員長(前列中央)。労働新聞が13日掲載した=コリアメディア提供・共同

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 【ソウル=城内康伸】北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は十二日、妹で韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と会談した金与正(キムヨジョン)氏らから訪韓結果について報告を受け、南北関係改善に向けた対策を指示した。対話姿勢をいっそう強め、南北首脳会談実現に向け前のめりになる文政権のさらなる懐柔を図る。

 正恩氏は与正氏ら訪韓した北朝鮮代表団を礼遇した文政権に謝意を表し、「北南関係の改善と発展の方向」を具体的に提示、関係部門に対策を指示した。

 正恩氏は「北と南の強烈な願望と共通の意志がもたらした和解と対話の良い雰囲気をさらに高め、優れた結果を引き続き重ねていくことが重要だ」と強調しており、韓国や国際社会の警戒感を解くために融和攻勢に拍車をかけるはずだ。

 韓国統一省の当局者は、北朝鮮が留保してきた韓国の人権団体訪朝など「民間交流が活性化する可能性がある」と指摘。また、先月開かれた南北高官会談で合意した軍事当局者会談の早期開催を期待する。

 平昌(ピョンチャン)冬季五輪とパラリンピック終了後に延期された米韓合同軍事演習の最終的な中止を目指し、韓国側に再延期を求めそうだ。

 一方、米国との対決姿勢に変化はない。十三日付の労働党機関紙・労働新聞は「わが国は名実共に世界的な核強国」と主張。「わが国の核戦力は、米国の核による脅しを粉砕し、冒険的な火遊びを制圧する強力な抑止力だ」とし、決して核兵器を手放さない方針をあらためて鮮明にした。

 

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