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【国際】

米フロリダ乱射、校内パニック 「キャー」逃げ惑う生徒

事件があった高校から避難し、涙を流す生徒たち=14日、米フロリダ州パークランドで(South Florida Sun−Sentinel提供、AP・共同)

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 【ニューヨーク=赤川肇】安全であるはずの学校が再び銃による悲劇の現場に変わった。米南部フロリダ州パークランドの高校で十四日、少なくとも十七人が死亡した銃乱射事件。元生徒のニコラス・クルーズ容疑者(19)が母校を襲った今回の事件で銃犯罪と隣り合わせの米国の日常が改めて浮き彫りになった。

 二年の女子生徒、ガブリエラ・フィゲロアさんは米NBCニュースの取材に、事件当時の恐怖と混乱を語った。

 友人と校舎の階段にいる時、「ダンダンダン…」という銃声らしき音を複数回聞いた。続いて「キャー」「何てこった」などと悲鳴が響く。フィゲロアさんも、慌てて近くの教室に逃げようとした。

 しかし、既に他の生徒らが中に避難し教室の扉は施錠されたまま。何度も扉をたたいて「入れて」と叫んだがかなわない。犯人が誰かも分からない状況の中、「先生は私たちを制止し、中に入れてくれなかった」。狂乱状態で別の避難場所を探した。ようやく収納室に招き入れられ、われに返って泣きじゃくった。

 別の女子生徒は地元テレビ局に「訓練の火災報知機が鳴り、外に逃げようとしたのに(教職員から)『教室に戻れ』と言われた」と振り返った。容疑者を知る別の男子生徒は「物静かだけど奇妙な男。私立学校から二度退学させられたことがあると、本人から聞いたことがある」と話した。

◆報知機鳴らしおびき出す?

 【ニューヨーク=共同】米南部フロリダ州の高校で十四日、銃を乱射したクルーズ容疑者は、犯行の際に火災報知機を作動させた。多くの生徒を教室の外におびき出し、撃とうとした冷酷な手口だったとみられる。この高校を退学処分となった理由の一つも、何度も報知機を鳴らしたいたずらだったという。

 米メディアによると、多くの生徒や教師らが、火災報知機が鳴ったのを聞き、避難しようと教室から出た。移動中に警備員から「銃撃事件が起きている」と告げられ、教室に戻って隠れ、難を逃れた生徒もいた。

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