東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

北朝鮮 前軍総政治局長、復権か 故正日氏式典に出席

 【ソウル=城内康伸】北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が十六日に故金正日(キムジョンイル)総書記の遺体を安置する平壌の錦繍山(クムスサン)太陽宮殿に参拝した際、昨年十月に軍総政治局長を解任された黄炳瑞(ファンビョンソ)氏が同行していたことが、朝鮮中央テレビの映像で判明した。黄氏は同月十三日を最後に北朝鮮メディアで動静が伝えられていなかったが、四カ月ぶりに健在が確認された。

 黄氏の姿は十五日に平壌で行われた総書記生誕七十六年を祝う中央報告大会の映像でも確認できた。いずれの場面でも、洪承武(ホンスンム)党軍需工業部副部長ら党副部長と並んでおり、韓国政府当局者は「党副部長級として復帰したようだ」と分析する。北朝鮮関係者は先月半ば、黄氏に対する正恩氏の信任はなお残っているとし、復権の可能性を指摘していた。

 同テレビが放映した正恩氏が錦繍山太陽宮殿を参拝した写真には、正恩氏の後方で、軍服姿ではなく背広姿で歩く黄氏の姿が確認された。中央報告大会会場ではひな壇ではなく一般席におり、人民服を着ていた。

 北朝鮮関係者は、党組織指導部の検閲(調査)によって、軍幹部らの不正などが発覚し、その責任を問われて黄氏は解任されたとしていた。韓国情報機関・国家情報院は、黄氏が高級党学校で思想教育を受けているとみていた。黄氏の後任には元人民武力相(国防相)の金正角(キムジョンガク)氏が就任していることが、北朝鮮が八日に実施した軍事パレードで、確認されている。

◆「核強国の威容 とどろかせよ」労働新聞社説

 【ソウル=城内康伸】北朝鮮の故金正日(キムジョンイル)総書記の生誕七十六年を迎えた十六日、朝鮮労働党機関紙・労働新聞は社説で、「偉大な将軍様(金総書記)の先軍革命業績を末永く輝かせ、世界最強の核強国、軍事強国としての威容をさらに高くとどろかせるべきだ」と呼びかけた。

 社説は「金正日同志の強国念願はこんにち、最高指導者金正恩(キムジョンウン)(党委員長)同志によって輝かしく実現されている」と正恩氏の指導力をたたえた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報