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【国際】

米銃乱射 FBI、容疑者情報放置 捜査ミスに批判集中

 【パークランド(米南部フロリダ州)=赤川肇】パークランドの高校で生徒ら十七人が死亡した銃乱射事件で、米連邦捜査局(FBI)は十六日、容疑者が学校を銃撃する恐れを指摘する事前通報があったのに対応しなかったと発表した。事件の予兆を見過ごした失態を認めた形。銃規制を巡る論議が高まる中、批判の矛先が規制そのものから捜査体制へ向かっている。

 FBIの発表を受けて、フロリダ州のスコット知事は「許されない不作為だ」とレイFBI長官の辞任を求める声明を発表した。セッションズ米司法長官も「複数の警告があり、FBIが見逃したのは明らか。私たちはこうした失敗の悲劇的な結果を見ている」と非難した。

 FBIによると、元生徒のニコラス・クルーズ容疑者(19)について、関係者から一月五日に電話で情報提供を受けた。銃を持っていることや人殺しの願望、風変わりな行動、ソーシャルメディアへの異常な投稿を知らせるもので、学校を銃撃する可能性にも触れられていた。

 しかし、FBIは出先機関と情報を共有せず、必要な捜査が行われなかった。レイ氏は「被害者にさらなる痛みを与えてしまい非常に遺憾だ」と陳謝する声明を出した。

 このほか地元保安官事務所も十六日の記者会見で、過去数年間で容疑者に関する通報を約二十件受けていたと発表した。その中には、FBIへの通報と同様の内容も含まれていると説明。ただ、具体的な通報内容や対応は答えず、「教訓を得られるよう詳しく調べたい」と述べるにとどめた。

 トランプ米大統領は十六日夕、事件の負傷者が入院する同州ポンパノビーチの病院を訪問。報道陣に対し、事件当時の病院などの初動対応の早さをたたえた。

 

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