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【国際】

英出身IS、2人拘束 クルド民兵組織が先月

シリア北部ラッカに向かう民兵組織「シリア民主軍」の兵士ら=2017年7月(ロイター・共同)

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 【ロンドン=沢田千秋】英国出身の過激派組織「イスラム国」(IS)戦闘員の男二人がシリアで拘束されたと英紙タイムズなどが報じた。ISで人質となった日本人や欧米人の殺害・拷問を実行したとされる英国出身の四人組、通称「ビートルズ」のうちの二人とされる。IS崩壊後の戦闘員の行方について有力な情報源になるとみられるだけに、米国は二人の身柄引き渡しを要請。しかし、英国では、公正な刑事裁判を求める声も上がっている。

 タイムズによると、今年一月、米軍や英特殊部隊が支援するクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」が、シリア東部でアレクサンダ・コティー、エル・シャフィー・エルシャークの両容疑者を拘束したという。

 両容疑者ら四人は、人質計二十七人の殺害、拷問や、ISへの勧誘活動を行ったとされる。いずれも英国アクセントの英語を話すため、生還した人質らがビートルズと名付けた。

 四人は一九八五〜九〇年の生まれで、ロンドンで出会い、一二年ごろ、ISに加わったという。うち一人は「ジハーディ・ジョン」と呼ばれ、一五年のジャーナリスト後藤健二さん=当時(47)=の殺害に関わり、同じ年の十一月に米軍の空爆で死亡したとされる。残る一人はトルコで拘束中と伝えられる。

 米国務省はタイムズに、コティー容疑者ら二人の身柄について英国と情報交換をしていると認めた。

 米国はクルド勢力に二人の引き渡しを求めており、キューバ東部のグアンタナモ米海軍基地の収容所へ送還する可能性があるという。

 英政府は公式にコメントをしていないが、英国防省高官は英紙テレグラフに「われわれは作戦中にテロリストを殺害する厳格な法的根拠を持っているが、彼らが拘束されたのなら、司法の場で裁かれなければならない」と話している。

 

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