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【国際】

フジモリ氏 公判開始へ ペルー裁判所、恩赦適用せず

ペルーのフジモリ元大統領=AP・共同

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 【リオデジャネイロ=共同】南米ペルーの裁判所は十九日、一九九二年に左翼ゲリラと疑われた市民が軍特殊部隊により殺害された人権侵害事件で、新たにフジモリ元大統領(79)の公判を開始することを決めた。他の人権侵害事件で服役していたフジモリ氏は昨年末に政府から恩赦を受けたが、今回の事件は恩赦の適用外と判断された。

 フジモリ氏の弁護士は共同通信に「決定に異議を申し立てる方針だ」と述べた。主要紙コメルシオ(電子版)はフジモリ氏が当面拘束されず、在宅のまま公判が行われるとの見方を伝えた。

 フジモリ氏は二〇〇五年、事実上の亡命生活を送っていた日本から帰国する途中に立ち寄った隣国チリで拘束され、〇七年に七つの事件に絡みペルーに身柄を引き渡された。今回の事件はチリ最高裁が一七年、遺族らの訴えに基づいて追加でペルー側に送付。遺族側が恩赦の対象としないよう裁判所に要請していた。

 事件では、リマ北郊のパティビルカで九二年一月二十九日未明、左翼ゲリラ掃討作戦中のコリーナと呼ばれた軍特殊部隊が、農民や学生ら男性六人を連行した上で殺害した。同部隊に市民が殺害された別の二つの事件ではフジモリ氏の責任が認められ、一〇年に禁錮二十五年が確定した。

 

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