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【国際】

北が強硬派高官を派遣 五輪閉会式 米韓の制裁対象者

朝鮮労働党の金英哲副委員長=共同

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 【ソウル=上野実輝彦】韓国統一省は二十二日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪閉会式出席のため、金英哲(キムヨンチョル)朝鮮労働党副委員長を団長とする北朝鮮の高官代表団が、二十五日から二泊三日で韓国を訪れると発表した。文在寅(ムンジェイン)大統領と会談する可能性が高い。一方、トランプ米大統領の長女で同時期に訪韓するイバンカ大統領補佐官ら米高官とは、接触しない見通しだ。

 北朝鮮が平昌五輪に高官代表団を派遣するのは、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹の金与正(キムヨジョン)党第一副部長らが開会式に出席したのに次いで二度目。今回の代表団は強硬派として知られる金英哲氏のほか、対南窓口の祖国平和統一委員会委員長で一月の南北高官会談で首席代表を務めた李善権(リソングォン)氏と随行員六人で構成。陸路で韓国入りするという。

 金英哲氏は、韓国側に死傷者が出た二〇一〇年の韓国軍哨戒艦撃沈事件や延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件に関与したとされ、米韓両国による経済制裁の対象となっている。訪韓にあたり、韓国や国際社会から反発が起きる可能性もある。

 統一省は「南北関係改善や非核化を含む朝鮮半島の平和定着の一助になるとの立場から、代表団を受け入れる」とコメント。大統領府高官は「米国と協議を進めている」と話した。

 一方のイバンカ氏は二十三日に韓国入りし五輪閉会式に出席する予定だが、韓国政府高官は「米朝が公式に会う機会は全くない」と断言した。

 

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