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【国際】

米大使館、エルサレムへ5月に移転 大幅前倒し

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 【ワシントン=後藤孝好】米国務省は二十三日、イスラエル建国七十周年を迎える五月十四日に合わせ、商都テルアビブにある米大使館をエルサレムへ移転すると発表した。二〇一九年末までに実施するとしていた従来の方針からの大幅な前倒しで、東エルサレムを将来の独立国家の首都と位置付けるパレスチナ自治政府が反発を強めるのは確実だ。

 国務省によると、当面は西エルサレムのアルノナ地区にある米総領事館の建物内に大使や職員の暫定的な執務室を設置。一九年末までに別館を設けて大使館として活用し、並行して恒久的な大使館の建設に向けて移転先の調査などに着手するという。

 トランプ米大統領は二十三日、東部メリーランド州で開かれた「保守政治行動会議(CPAC)」での演説で、大使館移転の前提となるエルサレムの首都認定について「多くの国や人々から『やらないでくれ』と懇願されたが、正しいことをやった」と述べた。

 国務省のナウアート報道官は声明で「われわれは、歴史的なステップを踏み出すことに興奮している。五月の開館を心待ちにしている」と述べた。

 トランプ氏は昨年十二月、エルサレムをイスラエルの首都と認め、米大使館を移転するよう指示。ペンス副大統領は一月、エルサレムにあるイスラエル国会での演説で「われわれの政権は来年末までにエルサレムに米大使館を開く」と宣言していた。

<エルサレム> ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の共通の聖地。1947年、国連はパレスチナにユダヤ国家とアラブ国家を樹立する分割決議を採択。エルサレムは国際管理都市となったが、49年の第1次中東戦争で東西に分断支配され、67年にイスラエルが東エルサレムも併合した。パレスチナは東エルサレムを将来の首都と位置付ける。

 

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