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【国際】

韓国の特使団 正恩氏と面談

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 【ソウル=境田未緒】韓国大統領府は五日、北朝鮮に派遣した特使団が同日夜、平壌(ピョンヤン)で金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と面談し、夕食を共にしたと発表した。二〇一二年に最高指導者の座に就いた正恩氏と韓国政府当局者が会うのは初めて。

 鄭義溶(チョンウィヨン)大統領府国家安保室長をトップとする特使団は五日午後、特別機で平壌に到着。空港で李善権(リソングォン)祖国平和統一委員長らの出迎えを受けた。その後、金英哲(キムヨンチョル)党副委員長と日程を協議し、午後五時半(日本時間同六時)から正恩氏との面談と夕食会に臨んだ。

 鄭氏は出発前、「朝鮮半島の非核化と恒久的な平和をつくるという文在寅(ムンジェイン)大統領の確固たる意志を伝える」と語っていた。正恩氏に文氏の親書を手渡したとみられる。

 特使団は鄭氏のほか、徐薫(ソフン)国家情報院長や統一省の千海成(チョンヘソン)次官ら四人の特使に実務担当者を加えた計十人で、六日まで平壌に滞在する。大統領府高官によると、六日は正恩氏との面談などを受け、北朝鮮の高官らと会談をする。

 注目された正恩氏との面談の実現で、次の焦点は非核化に向けた米朝対話に北朝鮮を導けるかどうかに移る。米韓両首脳は一日の電話協議で、北朝鮮との対話は非核化が目標という立場を確認したが、北朝鮮側は非核化を前提にした対話を拒否する立場を改めて明らかにしている。

 面談ではほかに、平昌(ピョンチャン)冬季五輪を契機とした南北関係改善の機運を継続させるための方策などを協議。南北首脳会談に向けた話し合いもしたとみられる。九〜十八日の平昌パラリンピック後に米韓合同軍事演習が予定されており、韓国側には演習前に関係改善を進めたいとの思いがある。

 正恩氏は平昌五輪に合わせて二月、特使として妹の金与正(キムヨジョン)党第一副部長を派遣している。

 

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