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【国際】

北に非核化行動要求 首脳会談向け米がけん制

 【ワシントン=石川智規】トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談に応じる意向を示したことに関し、米政府では北朝鮮をけん制する声が強まっている。サンダース大統領報道官は九日の記者会見で、北朝鮮が非核化に向けた「具体的な行動」を取るよう求めた。ペンス副大統領も実際の非核化が確認できるまで「あらゆる選択肢がテーブルにある」と強調した。

 米国では過去の交渉経緯を踏まえ、北朝鮮が実際に行動に踏み切るのか懐疑的な見方が根強い。トランプ氏は即断即決で史上初の米朝首脳会談の開催を受け入れたが、サンダース氏は会見で「われわれは一切、譲歩をしていない」と何度も強調し、今後も圧力をかけ続ける考えを示した。

 トランプ氏は九日夜、ツイッターで「北朝鮮とのディール(取引)はまさに進行しており、今後も続く」と指摘。「もし達成したら世界のために良いことだ。(米朝会談の)時間と場所はいずれ決まる」と引き続き前向きな姿勢を示した。米政府はすでに会談に向けて時間や場所の調整に着手したが、ティラーソン国務長官は調整に「数週間かかる」との認識を表明した。

 また、ペンス副大統領は九日夕、米中西部オハイオ州で演説し、「北朝鮮と世界は認識しておくべきだ。あらゆる選択肢がテーブルの上にある」と従来の米政府の姿勢に変わりはないことを強調。北朝鮮を孤立させるトランプ氏の戦略が奏功したと主張し、「北が核プログラムを放棄するまで最大限の圧力をかけ続ける」と述べた。

 ロイター通信によると、スイス政府が同国内での米朝首脳会談の開催に向け、「すべての関係者に働き掛けている」として前向きな姿勢を表明した。一方、北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相がスウェーデンを訪れるとの情報もある。スウェーデンは平壌に大使館を持ち、平壌における米国の利益代表を務めている。

 

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