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【国際】

李元大統領が検察出頭 収賄容疑で聴取

 【ソウル=境田未緒】収賄などの疑惑がもたれている韓国の李明博(イミョンバク)元大統領は十四日朝、容疑者として取り調べを受けるためソウル中央地検に出頭した。李氏側は捜査を「政治報復」だと批判しており、容疑を否認するとみられる。韓国の大統領経験者が検察の取り調べを受けたのは五人目。

 李氏は濃い紺色のスーツに水色のネクタイ姿で地検の玄関前に立って「悲痛な心情でこの場に立った」と切り出し、「経済的に困難で、朝鮮半島を取り巻く安保状況が非常に厳しいときに国民の皆さまに心配をおかけして申し訳ない」と謝罪した。

 ただ「元大統領として言いたいことも多いが、言葉を慎むべきだと決めた」とした上で、「歴史上、これが最後になればいい」と歴代大統領が職を退いた後に罪に問われてきた状況を非難した。李氏は一月に元側近が逮捕された際、「盧武鉉(ノムヒョン)元大統領の死に対する政治報復だ」との声明を発表。検察の聴取後に自殺した盧氏の最側近だった文在寅(ムンジェイン)大統領は「政治報復などということに憤怒の気持ちを禁じ得ない」と反論した。

 検察は二月、李氏の在任中(二〇〇八〜一三年)に情報機関・国家情報院から大統領府に特殊活動費の一部が上納されていたとして、李氏の執事とも呼ばれた側近で元大統領府総務企画官の金伯駿(キムペクチュン)被告を収賄罪などで起訴。李氏を事実上の「主犯」と指摘した。ほかに職権乱用や脱税などの疑いが指摘されている。

 韓国の歴代大統領では、盧武鉉氏が検察の事情聴取後に自殺。さらに現在も裁判が続く前大統領・朴槿恵(パククネ)被告のほか、盧泰愚(ノテウ)、全斗煥(チョンドゥファン)の両氏も逮捕されている。

 

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