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【国際】

ティラーソン氏、月末退任 トランプ氏へ謝意示さず

 【ワシントン=石川智規】トランプ米大統領が解任を発表したティラーソン国務長官は十三日午後、国務省で記者会見し、職務権限をサリバン副長官に委譲した上で今月三十一日に退任すると述べた。ティラーソン氏は、同省職員や北朝鮮問題で共に外交重視の姿勢を示したマティス国防長官への感謝を述べたが、トランプ氏への謝意は一切示さなかった。

 トランプ氏が後任に指名したポンペオ中央情報局(CIA)長官の指名公聴会は四月に行われる見通し。米朝首脳会談など重要な外交案件が控える中、国務長官が当面不在となる。

 ティラーソン氏は会見で、解任の経緯について「大統領から正午すぎに電話があった」と明かした。ポンペオ氏への円滑な権限移譲を約束しつつ、時折声をつまらせ無念をにじませた。

 約一年二カ月の在任期間では、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に最大限の圧力をかけたことで、「予想を超える成果を得た」と誇った。中国に対しては「二つの超大国が次の五十年でどのような関係を築くか、明確な視点が求められる」と課題を挙げた。

 トランプ氏は十三日朝にツイッターでティラーソン氏の解任を発表。その後ホワイトハウスで記者団に、イラン核合意をめぐり意見の違いがあったと説明した。国務省のゴールドスティーン次官(広報外交担当)は同日午前の声明で、「ティラーソン氏は(解任の)理由を承知していない」とホワイトハウスと異なる内容を発表。その直後、同次官も解任された。

 米メディアはトランプ氏が他にも政府高官の刷新を考えていると報じており、政権の混乱が続く恐れがある。

 

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