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【国際】

英「ロシアの仕業」 元スパイ暗殺未遂で安保理緊急会合

 【ニューヨーク=赤川肇】英国で起きたロシアの元スパイらの暗殺未遂事件で、国連安全保障理事会は十四日、緊急会合を開き、英国と米国が、ロシア関与を指摘したのに対し、ロシア側は「不当な言い掛かりで容認できない。物証を出すべきだ」と全面否定した。

 会合は英国が非公開での開催を求めたが、ロシアの要請で公開となった。

 アレン英国連次席大使は、通告期限までにロシアから「信頼できる回答」がなかったことから「ロシアの仕業と結論づける以外にない」と指摘。事件に使われたとされる軍用神経剤ノビチョクの保有・製造が化学兵器禁止条約(CWC)で禁じられているとし、条約違反を批判した。

 ヘイリー米国連大使は英国への全面支持を表明した上で、事件を「ロシアの犯罪」と断定。化学兵器が再び使われる可能性にも触れ「ロシアに責任を取らせることができなければ安保理の威信は失われる」と具体的対応の必要性を訴えた。

 一方、ロシアのネベンジャ国連大使は、事件について「証拠のない主張以外に事実がない」と主張。英政府からの回答要請について「二十四時間以内に犯行を認めるよう要求された。いわば自白(の強要)だ」と不快感をあらわにし、事件の解明に向け英国との共同調査が必要との立場をあらためて示した。

 

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