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【国際】

地上イージスを警戒 ラブロフ・ロシア外相 本紙インタビュー

ロシア外務省で、本紙などのインタビューに応じるロシアのラブロフ外相=ダリア・ショポトワ撮影

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 【モスクワ=栗田晃】ロシアのラブロフ外相(67)は十五日、ロシア外務省で本紙などとのインタビューに応じた。ラブロフ氏は、日本が導入を進める米国の地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」を「地球規模の米国のミサイル防衛(MD)の一環で、ロシアに直接脅威を与えている」と批判。「戦略的な友好関係を促進するには、障害物を取り除かなければならない」と警告した。 

 米ロ間の対立が激化する中、ラブロフ氏は、米国のMD網について「北朝鮮やイランの脅威に対するものではなく、実際はロシアの核戦力の価値引き下げを狙っている」と懸念を表明。「日本は安全保障のパートナーを選ぶ権利があるが、われわれにも評価する権利がある」と語った。

 日ロが進める北方領土での共同経済活動については「法的な問題に固執せず、実際の経済活動に重点を置くべきだ」と、ロシアの法制度の下、事業を優先させるべきだとの考えを強調した。一方で「日本側が受け入れられない法的合意は結ばない」と指摘。事業規模が拡大した場合には「特別な政府間協定を結ぶ用意がある」とも述べた。

 ラブロフ氏は、米朝首脳会談の実現について期待しつつ、トランプ米政権が北朝鮮に対して制裁などの圧力路線を継続することには「会談を進め、同時に阻害するのは異常な外交だ」と疑問視した。

 ラブロフ氏は二十一日に訪日し、河野太郎外相と会談する予定。

<セルゲイ・ラブロフ氏> 1950年、モスクワ生まれ。72年、旧ソ連外務省入省。ロシア外務次官をへて94年から10年間、国連大使を務め、プーチン大統領の1期目末の04年3月から外相。

 

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