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【国際】

中国副主席に王岐山氏 全人代、習主席が再選

 【北京=安藤淳】中国の全国人民代表大会(全人代)は十七日、全体会議を開き、国家主席に習近平(しゅうきんぺい)共産党総書記(64)を再選、副主席には習氏の盟友、王岐山(おうきざん)・前党中央規律検査委員会書記(69)を選出した。習氏と二人三脚で反腐敗運動を展開してきた王氏は、二期目も重要政策で影響力を発揮する。

 習氏再選に対する反対や棄権はなく、国家中央軍事委員会主席にも再選された。王氏は反対一票だった。

 王氏は昨秋の党大会で「六十八歳定年」の慣例に従い最高指導部の政治局常務委員を退いたが、今回の全人代代表に湖南省から選出されるという異例の復活を果たしていた。国家副主席が、党政治局常務委員や政治局員以外から選出されるのは、実業家で「赤い資本家」と呼ばれた故栄毅仁(えいきじん)氏(一九九三〜九八年在任)以来、二十年ぶり。

 この日は、張徳江(ちょうとくこう)全人代常務委員長(議長)(71)の後任に、常務委員で党内序列三位の栗戦書(りつせんしょ)氏(67)を選出。銀行と保険の監督体制の統合や、シルクロード経済圏構想「一帯一路」を推進する国家国際発展協力署を設置する国務院(政府)の機構改革案なども賛成多数で可決した。

 今回の全人代で国家主席の任期を撤廃する憲法改正を果たした習氏は、党、軍、国家の権力を完全に掌握。目標に掲げる二十一世紀半ばまでの社会主義現代化強国実現へ長期政権を目指す。一方、習氏の「一強支配」が個人崇拝を高める傾向がみられ、国内外から懸念が高まっている。

 

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