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【国際】

英外交官23人追放へ 暗殺未遂事件 制裁にロシアが報復

 【モスクワ=栗田晃】英南部で元ロシア情報機関員らへ神経剤が使われた暗殺未遂事件に絡みロシア外務省は十七日、ロシア外交官二十三人を追放した英国の制裁への報復措置として、英外交官二十三人の一週間以内の国外追放や、サンクトペテルブルクにある英総領事館の閉鎖を決定したと発表した。英側にも通告した。

 ロシア外務省は声明で「英国側に今後、非友好的行動があった場合、さらなる報復措置をとる」と警告。両国関係がさらに悪化する可能性が高まっている。

 事件発生以来、ロシア側は重ねて関与を否定。旧ソ連時代に開発され、使用されたとされる神経剤に関しても「開発も保有もしていない」との立場をとる。英国に対し、プーチン大統領の再選が確実な十八日の大統領選や、六月のサッカーワールドカップを前にした「反ロシアキャンペーンの扇動だ」と主張している。

 米大統領選への介入疑惑やドーピング問題など、ロシアメディアでは政権の意向に沿う形で「欧米の陰謀」として報じられ、逆にプーチン政権の求心力を高める結果となっている。今回の事件も政権は国内世論を意識し、強硬姿勢をとり続けるとみられる。

 

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