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【国際】

オーストリアが核禁止条約批准 被爆者への共感訴え

 【ウィーン=共同】オーストリア国民議会(下院)は二十一日、核兵器の保有や使用を全面的に禁止する核兵器禁止条約の批准を全会一致で承認した。国連によると、同日までに五十七カ国・地域が署名、メキシコやタイなど五カ国が批准作業を済ませており、オーストリアは六番目となった。

 批准を承認した議員らは、核軍拡競争の懸念や「核なき世界」を目指す広島、長崎の被爆者への共感を訴えた。

 与党議員は、国際社会の現状が「核禁止条約の必要性を示している」と強調。野党議員も、広島で被爆し折り鶴を作りながら十二歳で亡くなった佐々木禎子さんを描いた本に触れて「多くのオーストリア人が心を打たれた」と述べ、核廃絶へ向けた前進を呼び掛けた。

 核禁止条約は昨年七月、百二十以上の国・地域が賛同し国連で採択されたが、核保有国は反対。米国とロシアは対立が激化し、核戦力増強を打ち出している。オーストリアは核禁止条約制定の動きを主導した国の一つ。日本政府は核禁止条約に反対の立場で、署名もしない方針を示している。

 

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