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【国際】

米大統領選で不正利用か FBから5000万人分情報流出

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 【ワシントン=白石亘】米交流サイトのフェイスブック(FB)が大量の個人データの流出に揺れている。五千万人分もの情報が不正に第三者に渡ったことが発覚。二〇一六年の米大統領選でトランプ陣営の選挙運動に使われた可能性もある。米当局が調査に着手し、集団訴訟を起こされる事態にもなっている。

 米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、FBは英ケンブリッジ大の心理学者と学術目的で、ユーザー情報を提供する契約を結んだ。心理学者はユーザーの性格などを分析するアプリを開発し、個人情報の提供に同意した二十七万人がアプリをダウンロードした。

 その後、心理学者はFBの許可を得ず、提携関係にあった英国のデータ分析企業ケンブリッジ・アナリティカ(CA)に情報を流した。ユーザー本人だけでなく、FB上の「友人」を含め五千万人を超える情報が流出したとみられる。

ザッカーバーグCEO=ロイター・共同

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 CAはデータに基づく選挙戦略の立案を手掛け、トランプ政権の首席戦略官だったバノン氏が副社長を務めていた。CAは大統領選でトランプ陣営の選挙運動を支援し、不正に取得した個人情報が使われた可能性が指摘されている。

 米連邦取引委員会(FTC)はFBの調査に着手しており、FBは巨額の罰金を科される可能性もある。ロイター通信によると、個人情報が不正に使われたとして、FBとCAを相手に集団訴訟が二十日、米カリフォルニア州サンノゼ連邦地裁に起こされている。

 米上院商業科学運輸委員会もFBに質問状を送付。ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)に議会証言を求める意向だ。ザッカーバーグ氏は二十一日、「ユーザーのデータを守る責任がある。私たちは間違いを犯した」と対応の不備を認め、対策を講じる方針を発表した。

 

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