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【国際】

離脱後も英パスポートはEU製?

 【ロンドン=阿部伸哉】英国が欧州連合(EU)離脱後に「独立の証し」として刷新するパスポートがEUで製造されるとの報道が広まり、英国内で反発の声が出ている。

 英国は二〇一九年三月にEUを離脱。これに伴い英政府は同年十月以降に申請されるパスポートの表紙を、多くのEU諸国が採用する濃い赤から、かつて英国が使っていた濃紺にする。

 メイ首相は「パスポートは独立と主権の証し」と色変更の理由を説明していたが、現在製造を請け負っている英企業デラルー社は二十二日「落札を逃した」と公表。大衆紙サンは、フランス・オランダ資本のジェマルト社が落札したと報じた。

 英国はまだEU加盟国で、公共事業の入札でEU企業を差別できない。入札価格に一億ポンド(約百五十億円)程度の差があったとの報道もある。英内務省は「公正で開かれた入札の結果」と弁明するが、与党・保守党や労働組合からは「国辱」(パテル下院議員)などとして政府に再考を促す声が上がっている。

 

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