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【国際】

「ロシアは被害者のように振る舞うな」米も対抗示唆

 【ワシントン=石川智規】米国務省のナウアート報道官は二十九日、米外交官六十人の国外追放を決めたロシアに対し「対抗する権利がある」と強調、対ロ報復の可能性に言及した。トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領に融和的態度を取り続けてきたが、米政府はロシアを国益を脅かす「ライバル」と位置付け、攻勢に転じている。

 「ロシアは被害者のように振る舞うべきではない。この件の被害者は英国の病院で入院している二人だ」

 ナウアート氏は、神経剤襲撃事件で被害を受けた元ロシア情報機関員と娘を擁護しつつ、ロシア政府を非難。「米国は他の多くの国とともに、ロシアのスパイを追放する」と述べた。

 ホワイトハウスのサンダース大統領報道官も声明で「ロシアの反応は予想されないものではなかった。米国はこれに対処する」とけん制。米政府は米大統領選への介入疑惑などを背景に昨年以降、ロシアへの対抗姿勢を強めている。トランプ氏は昨年十二月中旬、国防総省を中心にまとめた「国家安全保障戦略」を発表した際、ロシアや中国が米国の利益を脅かす「修正主義国家」だと敵視。中ロ両国について「ライバルは非常に頑強だが、米国は勝利しなければならない」と強調した。

 米国務省は今月上旬、親ロシア派との戦闘が続くウクライナ政府に向け、対戦車ミサイル「ジャベリン」の売却を承認。米財務省も今月中旬、米大統領選への介入疑惑を巡り対ロ制裁を発表するなど、米政府の攻勢ぶりが際立っている。

 

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