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【国際】

メキシコ国境に米州兵派遣 不法移民の取り締まり強化

 【ワシントン=後藤孝好】トランプ米大統領は六日、不法移民の取り締まり強化を指示する文書に署名した。トランプ氏がメキシコ国境の警備強化策の一つとして州軍を活用するとしたのを受け、米南部テキサス州は同日、州兵約二百五十人を派遣。近くアリゾナ州も約百五十人を派遣し、法執行ではなく情報収集や警備など支援業務を行う。

 取り締まり強化では、不法移民を逮捕してから、裁判の開始まで釈放する制度「キャッチ・アンド・リリース」を停止する方針。現在は収容施設が不足し、逮捕された不法移民は、強制送還決定への異議申し立てや難民申請の審査の間、釈放されることが多い。

 トランプ氏は「不法移民が釈放中に逃亡している」と現行制度を問題視。逮捕後に継続して拘束し、確実に強制送還するよう要求しており、米軍の施設を収容所として活用することも検討する。

 トランプ氏は、約三千二百キロに及ぶメキシコ国境に壁ができるまで、「軍に守らせたい」と発言していた。マティス国防長官は六日、最大四千人の州兵を九月末まで国境に派遣するために必要な予算措置を行い、他州とも協議している。

 州兵はそれぞれの州知事の指揮命令下に置かれたまま、国境での偵察や情報収集を行い、国境警備隊を支援する。国境警備への州兵派遣はブッシュ(子)政権の二〇〇六、〇八年、オバマ政権の一〇年などにも実施されている。

 

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