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【国際】

北、非核化行程表の用意 正恩氏「米朝会談前にも」

金正恩委員長=AP・共同

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 【北京=城内康伸】北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が三月に中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席と会談した際、「米国が誠実に対応するなら、米朝首脳会談の前であろうと後であろうと、非核化のロードマップ(行程表)を作ることができる」と語っていたことが分かった。中朝関係筋が明らかにした。

 正恩氏が六月上旬までに予定されるトランプ米大統領との会談前にも、非核化に向けて具体的に取り組む姿勢を示していたことが明らかになったのは初めて。秋の中間選挙を控え、非核化で成果を急ぐトランプ政権を対話に有利に引き込む意図があるとみられる。

 中朝関係筋によると、正恩氏は「米国が確実な体制保証と全面的な補償をするならば、核を放棄することができる」と言明。「(米国による北朝鮮への)敵視政策をやめるならば、核を保有する必要はない」とも語ったとされ、核放棄に条件を付けたことがあらためて明らかになった。

 中国外務省は中朝首脳会談終了後、正恩氏が習氏に対し「米国がわれわれの努力に善意で応じ、段階的で歩調を合わせた措置を講じるならば、朝鮮半島の非核化問題は解決できる」と述べたと発表。正恩氏の「行程表」発言は、非核化の段階ごとに体制保証や制裁解除などの見返りが必要との考えをさらに鮮明にした。

 中朝関係筋は先に、正恩氏が習氏に、核問題を巡る六カ国協議に復帰する用意がある、と表明していたことを明らかにしている。北朝鮮は二〇〇八年に中断した同協議でも、段階的な核放棄と引き換えにエネルギー支援などを手にしてきた。米政府当局者によると、北朝鮮は「朝鮮半島の非核化」を議論する意向を米側に直接伝えた。正恩氏の発言に沿って行程表作成の用意を伝えたとみられる。

 

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