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【国際】

米、対ロ追加制裁見送り 米紙報道 トランプ氏は発動に難色

 【ワシントン=石川智規】米政府が行うとされたロシアへの追加制裁が、トランプ大統領の意向で一時見送りとなったことが十六日、米紙ワシントン・ポストなどの報道で分かった。シリアのアサド政権による化学兵器使用疑惑に関わるロシア企業に対し、米政府として初の制裁になるとみられたが、トランプ氏が発動に難色を示したという。

 対ロ追加制裁は、ヘイリー米国連大使が十五日、米メディアのインタビューで「ムニューシン財務長官が十六日に発表する」と明言していた。

 ワシントン・ポスト紙によると、制裁発動を最終決定する前に公となったことにトランプ氏が憤り、発動が見送られた。ロシアが別の問題を引き起こさない限り、トランプ氏は追加制裁を認めそうにない状況という。ニューヨーク・タイムズ紙によると、米英仏のシリア攻撃後、ロシアが強く反発していることを受け、トランプ氏が現状での対ロ制裁は必要ないと判断したという。米ロ関係のさらなる悪化を憂慮したとみられる。

 サンダース大統領報道官は十六日、記者団に対し「大統領はロシアに厳しい姿勢で臨んでいる。あらゆる制裁を検討している」と述べた一方、「同時に、大統領はロシアと良い関係を結びたいとも思っている」と留保した。

 

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