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【国際】

異例のCIA外交 トランプ氏「正恩氏と良好な関係」

 【パームビーチ=後藤孝好】トランプ米大統領は十八日朝(日本時間十八日夜)、ポンペオ中央情報局(CIA)長官が先週、六月上旬までに開催予定の米朝首脳会談の事前交渉のため極秘に北朝鮮を訪問し、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と面会したと明らかにした。次期国務長官に指名されているとはいえ、米情報当局のトップが外国首脳との事前交渉に自ら乗り出すのは極めて異例だ。

 トランプ氏は自身のツイッターに「(二人の)会談は非常に円滑に行われ、良好な関係が築かれた。今、首脳会談の詳細を詰めている。非核化は世界にとって素晴らしいものになる。北朝鮮にとっても!」と書き込み、首脳会談への意欲を示した。米閣僚が北朝鮮最高指導者と会談するのは、クリントン政権時の二〇〇〇年のオルブライト国務長官(当時)以来。

 トランプ氏は十七日午後(日本時間十八日未明)、米南部フロリダ州のトランプ氏の別荘「マールアラーゴ」で安倍晋三首相と会談。その席上、米朝会談の時期について「おそらく六月上旬か、うまくいけば、その前かもしれない」と述べた。一方で「うまくいかなければ、会談が開かれないこともあり得る。そうなれば、非常に強硬な姿勢を取り続ける」と、正恩氏に対して非核化に応じるようけん制した。

 会談場所については米国以外の「五カ所が候補」と明らかにした。南北の軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)や、モンゴルの首都ウランバートルが浮上。スイスは自国での開催を働き掛けていると報じられている。

 安倍首相は、北朝鮮による日本人拉致問題について、米朝会談で提起するよう求め、トランプ氏は「取り上げる」と明言。日米両首脳は北朝鮮の「完全、検証可能で不可逆的な非核化」を早期に実現させる考えで一致し、最大限の圧力を継続させる方針も確認した。

 安倍首相は記者団に、米朝首脳会談について「核、ミサイル、拉致の問題が解決に向かって進んでいく歴史的な会談となることを期待している」と述べた。

 日米両首脳は十八日午前(日本時間十八日夜)にゴルフをプレーした後、再び首脳会談を行い、貿易問題を協議する。

 

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