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【国際】

カストロ体制が終幕 キューバ ラウル議長 引退へ

ハバナで、キューバのラウル・カストロ氏(左)と新議長への昇格が有力視されるディアスカネル氏=2013年7月、AP・共同

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 【ニューヨーク=赤川肇】カリブ海の社会主義国キューバで十八日、人民権力全国会議(国会)が開会した。国家元首のラウル・カストロ国家評議会議長(86)が引退し、後任を選出する。新議長はミゲル・ディアスカネル第一副議長(57)の昇格が有力。一九五九年のキューバ革命から六十年近くにわたった前議長の故フィデル氏、ラウル氏の兄弟による「カストロ体制」が幕を閉じることになる。

 会期は二日間。ラウル氏は二〇一三年に再任される際、世代交代を明言。革命後に生まれ、政権ナンバー2の第一副議長に就いたディアスカネル氏が後継者と目されてきた。

 ただ、キューバ共産党による一党支配が続く中、ラウル氏は二一年まで党トップの第一書記にとどまり、新政権にも一定の影響力を残す見通しで、大きな政策転換はないとみられる。

 ラウル氏は市場主義経済の一部導入や、米国との五十四年ぶりの国交回復に尽力した。しかし、トランプ米大統領は「カストロ政権は北朝鮮に兵器を供給し、テロリストやハイジャック犯をかくまってきた」と批判。オバマ前政権が緩めた経済制裁を一部復活するなど再び圧力路線に転じた。

 米国務省のナウアート報道官は十七日の記者会見で「より自由で民主的なキューバを望んでいるが、議長交代の過程そのものが民主的ではなく、楽観していない」と語った。

 

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