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【国際】

南北会談の握手 生中継へ 終戦宣言 議題可能性も

 【ソウル=上野実輝彦】韓国と北朝鮮は十八日、二十七日に開く南北首脳会談の警護や儀典、報道分野に関する実務協議を軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)で開き、文在寅(ムンジェイン)大統領と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の握手の場面など主要日程を生中継することで合意した。韓国大統領府が明らかにした。

 大統領府関係者は、正恩氏が韓国側に移動する際の経路や李雪主(リソルジュ)夫人が同行するかどうかについては「明かすことはできない」と述べた。首脳会談は韓国側施設「平和の家」で開催される予定で、北朝鮮の指導者が韓国側に入るのは初めて。南北は近く、追加の協議や閣僚級会談を開き、詳細を詰める方針だ。

 また、大統領府高官は十八日、朝鮮戦争の終戦宣言を通じ、北朝鮮との休戦協定体制を平和協定体制に転換する方法を検討していると明かした。南北首脳会談と、六月上旬までに開く予定の米朝首脳会談で議題となる可能性がある。

 この高官は「朝鮮半島を平和体制に発展させるため多様な方策を検討している」と説明。「南北の敵対行為禁止に関する内容が(首脳会談の)合意文に反映されるよう期待する」と述べた。トランプ米大統領も十七日午後(日本時間十八日未明)の安倍晋三首相との会談で「朝鮮半島の戦争状態が終わることを強く望む」と述べ、南北の終戦に向けた議論を支持した。

 韓国政府は、南北首脳会談を米朝首脳会談へとつなぐ予備的会談と位置付け、主要議題として非核化と朝鮮半島の平和定着、南北関係の発展を想定している。ただ朝鮮戦争の休戦協定は国連軍が中国、北朝鮮と結んでいるため、実際に終戦体制に移行するには中国を交えた協議も必要になる。

 

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