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【国際】

キューバ新議長「脅し圧力に屈せず」 強硬トランプ政権けん制

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 【ニューヨーク=赤川肇】キューバの国家評議会議長(元首)に選出されたミゲル・ディアスカネル氏(58)は十九日、人民権力全国会議(国会)で就任演説し、一九五九年のキューバ革命からカストロ兄弟が守ってきた社会主義体制を堅持する考えを強調した。対キューバ政策で強硬姿勢を強めるトランプ米政権を念頭に「脅しの圧力には屈しない」とけん制した。

 ディアスカネル氏は演説で「帝国主義の隣人による脅し」と米国への不快感を示しつつ、新体制でも外交方針は変わらないと説明。ラウル前議長(86)がオバマ前政権との間で進めた国交正常化交渉を評価し、「敬意のある対等な相手との対話、協力はいとわない」と柔軟な姿勢も見せた。

 一党支配の共産党トップに二〇二一年までとどまるラウル氏については「国の現在、未来に関する最も重要な決定の先頭に立つ」と言及し、今後も判断を仰ぐ考えを表明。これを受けてラウル氏は新体制への「支援」を約束、憲法改正にも意欲を示し、首相職新設による議長権限の一部移譲や議長任期を最大二期十年とする方針の明文化を盛り込む考えを明らかにした。

 一方、米国務省のナウアート報道官は十九日の記者会見で、ディアスカネル氏の就任過程を「非民主的で失望している」と批判。民主化より体制維持が優先されているとして、「経済的に豊かで自由なキューバを求める自国民の声に耳を傾けるべきだ」と主張した。

 

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