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【国際】

韓国、北向け宣伝放送を中止 首脳会談控え緊張緩和

 【ソウル=上野実輝彦】韓国国防省は二十三日、南北軍事境界線で北朝鮮に向けて行っていた拡声器による政治宣伝放送を、同日午前零時から中止したと発表した。国防省は「軍事的緊張の緩和と平和的な会談の雰囲気醸成のため」と説明。「南北間相互の誹謗(ひぼう)と宣伝活動をやめさせ、新たな平和の始まりにつながることを期待する」とのコメントを発表した。

 二十七日の南北首脳会談に向け、融和ムードを高める狙いとみられる。韓国は北朝鮮が四回目の核実験を実施した二〇一六年一月から対抗措置として宣伝放送を始め、北朝鮮の人権状況への批判や、韓国の発展をアピールするためのニュースや音楽を流していた。

 また、韓国と北朝鮮は二十三日、軍事境界線のある板門店(パンムンジョム)の北朝鮮側施設「統一閣」で首脳会談に向けた三回目の実務者協議を開催。両首脳の対面形式や金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が史上初めて韓国側施設「平和の家」へ入る際の経路、会談後の共同記者会見の有無などを協議するとみられる。

 一方、北朝鮮の核問題を巡る六カ国協議で日韓の首席代表を務める金杉憲治・外務省アジア大洋州局長と、韓国外務省の李度勲(イドフン)朝鮮半島平和交渉本部長が同日、ソウルで会談。金杉氏は「事態が急速に進展しており、日韓・日米韓の協力がいっそう重要になる」と指摘し、李氏は「南北、米朝首脳会談が進む間、韓日も協議を続け、北朝鮮の非核化を進展させられるよう望む」と述べた。

 米国務省のソーントン国務次官補代行も、ソウルで韓国外務省の尹淳九(ユンスング)次官補と会談した。北朝鮮が核実験中止や核実験場廃棄などを表明したことを受け、非核化の具体的な手順などについて協議し、協力態勢を確認したとみられる。

 

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