東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

「平和の家」で融和演出 89年築、首脳会談は初

韓国側の板門店で文在寅大統領(左から2人目)と会談する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(右から2人目)=27日(韓国共同写真記者団撮影)

写真

 【ソウル=境田未緒】南北首脳会談の会場となった韓国側の「平和の家」は一九八九年に建設された。地上三階、地下一階、延べ床面積は約三千平方メートル。北朝鮮側には八五年に建てられた同様の会談施設「統一閣」がある。

 閣僚級会談や実務者協議など多くの南北会談が開かれてきた「平和の家」だが、南北首脳が顔を合わせるのは初めて。韓国政府は建物内部を大幅に改装し、随所に融和や統一をアピールする工夫を凝らした。

 二階の会談場のテーブルは「分断六十五年という心理的な距離感を縮める」ため、長方形から楕円(だえん)形に変更。テーブル中央部の幅は二〇一八年に合わせて二千十八ミリとした。両首脳が座るいすは他に比べて背もたれが高く、朝鮮半島の装飾があしらわれている。内装は韓国の伝統的な家屋をイメージ。壁には、北朝鮮の景勝地で一時期、韓国人観光客も多く訪れた金剛山(クムガンサン)の絵画がかかる。

 一階の両首脳が歓談する部屋は、韓紙と麻を使った内装で、穏やかな歓迎の雰囲気をかもし出す。三階の夕食会場は、白い壁と青いカーペットで、南北が手を取り合って青い麦畑を歩く様子を表現したという。新たに備えられた家具は主にクルミの木材を使用。クルミは曲がりがなく、信頼で結ばれる南北関係への願いを込めたという。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報