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【国際】

南北首脳が握手 正恩氏「新たな歴史の出発点」

手を取り合いながら軍事境界線の北朝鮮側から韓国側に入る韓国の文在寅大統領(右)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=27日午前、板門店で(韓国共同写真記者団撮影)

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 【ソウル=上野実輝彦】韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による南北首脳会談が二十七日午前、軍事境界線のある板門店の韓国側施設「平和の家」で開かれた。正恩氏は冒頭、「平和と繁栄、北南関係の新たな歴史の出発点となるような思いでここに来た」と述べた。南北首脳会談は二〇〇七年十月以来三回目。北朝鮮の最高指導者が軍事境界線を越えて韓国を訪問したのは初めて。両首脳は会談終了後、共同宣言を発表する見通しで、北朝鮮の非核化に具体的な進展を盛り込めるかが最大の焦点だ。

 正恩氏は午前九時半ごろ、軍事境界線を歩いて越え、出迎えていた文氏と笑顔で握手し言葉を交わした。正恩氏の誘いで、文氏も正恩氏と共に境界線の北朝鮮側に足を踏み入れた。

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 会談は午前十時十五分ごろ開始。正恩氏は冒頭「歴史的なこの場に来るまで(〇七年の前回首脳会談以来)十一年かかった。失われた十一年が惜しくないよう、随時会うようにしたい」と表明。文氏は「正恩氏が境界線を越えた瞬間、板門店は分断ではなく平和の象徴になった。英断に敬意を表したい」と応じた。

 板門店共同取材団によると、文氏は午前の会談の終わりに「良い議論ができ、南北や世界の人々に贈り物ができるだろう」と述べ、正恩氏は「多くの期待をしていた人々を少しでも満足させられる発表ができればいい」と応じた。両首脳は昼食を挟んで午後も会談した後、合意文に署名して共同宣言として発表する見通し。夕食会も共にする。

 韓国側は、首脳会談の定例化や南北連絡事務所の相互設置を提案する見通しで、朝鮮戦争の終戦も視野に入れた宣言採択を目指す。

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