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【国際】

サッカーの「聖地」米資本に? 英イングランド・ウェンブリースタジアム

 【ロンドン=阿部伸哉】英イングランドのサッカー協会(FA)は、所有するロンドンのウェンブリースタジアムを米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のチームオーナーである米富豪に売却する交渉に入ったと明らかにした。収容人数九万人を誇るウェンブリーはイングランド代表の本拠地。売却されれば「アメフットに本拠地を奪われる」と警戒の声が出ている。

 英メディアによると、米NFLチームオーナー、パキスタン系米国人シャヒード・カーン氏(67)がFAに六億ポンド(約九百億円)の買収額を提示。さらに複数年にわたりイベント収益の一部をFAに支払う条件も付けた。カーン氏が所有するNFLのジャガーズ(フロリダ州ジャクソンビル)の本拠地をウェンブリーに移すとの観測も出ている。

 カーン氏は英タイムズ紙の取材に「イングランドのフットボール(サッカー)は神聖で優先する。NFLの試合は二の次だ」と発言。英国ファンの懸念を和らげようとしている。だが英デーリー・メール紙は「(NFLシーズンの)九月から十二月、イングランド代表は他のスタジアムを探してさまよう可能性がある」としている。

 ウェンブリーは第一次世界大戦後に建てられた旧スタジアムの建て替えで、二〇〇七年に約七億六千万ポンドを費やして完成。FAはまだ一億四千万ポンドの負債がある。一方、NFLは二〇二三年までにロンドン拠点のチームをつくることを目標とし、ロンドンのカーン市長らも支持している。

 

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