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【国際】

閉鎖表明の核実験場 6回目実験で坑道崩落か

 北朝鮮が五月中の閉鎖を表明した北東部豊渓里(プンゲリ)の核実験場は、六回目の実験でマグニチュード(M)6・1の揺れを引き起こして以降、坑道が崩落し使用不可能になった可能性が指摘されてきた。度重なる地震で一帯の地盤が脆弱(ぜいじゃく)化し、放射性物質が漏れ出している恐れもある。

 昨年九月三日、日本海から約四十キロ内陸にある豊渓里周辺で過去最大の人工地震が観測された。米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は、この六回目の核実験の前後に撮影した商業衛星写真を比較し、周辺で多数の地滑りが起きたと発表。実験後の写真では、緑豊かな万塔山の所々で地肌がむき出しになっていた。

 六回目の実験後、一帯ではM3ほどの揺れが頻発。韓国の情報機関、国家情報院は昨年十一月、複数ある坑道のうち北側坑道が揺れによって損傷した可能性を指摘した。

 一方、国情院は南側坑道では核実験ができる状態が保たれ、西側坑道では掘削工事が再開されたとの見解も示している。韓国大統領府によると、北朝鮮はこれまでの核実験に使われたものより大きな坑道が二つあることも明らかにしており、全容には不明な点が多い。

 中国科学技術大の研究チームは今月、豊渓里の核実験場の山が崩落したことが地震記録の分析で確認されたと発表。放射性物質が漏れている恐れにも言及しており、周辺国は環境汚染に対して神経質になっている。 (共同)

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