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【国際】

北非核化「リビア方式で」 米大統領補佐官 放棄先行を主張

 【ワシントン=後藤孝好】ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は二十九日のFOXニュースやCBSテレビの番組で、北朝鮮の非核化について、大量破壊兵器の放棄を先行させた後に制裁緩和などに応じる「リビア方式」で実施すべきだと主張した。北朝鮮は「段階的な措置」で見返りを求める方針とみられるが、要求には応じず、最大限の圧力を継続する姿勢を鮮明にした。

 ボルトン氏は「北朝鮮が核兵器を放棄する証拠を米朝首脳会談で検証したい」と指摘。非核化の方法に関しては「リビア方式を念頭に置いている。リビアでは、米国や英国の監視団が全ての核関連施設への立ち入りを認められ、疑念を取り除いた」と述べ、米国などによる徹底的な検証の必要性を強調した。

 米朝首脳会談については「弾道ミサイルや生物化学兵器、拘束中の米国人、日本人拉致の問題なども話すことになる」と明言。「歴史的な合意に至る可能性もある。だが、実際に会談を開いてみるまでは分からない」と述べた。

 リビアの二〇〇三〜〇四年の核を含む大量破壊兵器の放棄を巡っては、ボルトン氏が当時、ブッシュ(子)政権の国務次官として関与。カダフィ大佐が核放棄を宣言し、国際原子力機関(IAEA)の査察や核物質などの搬出の後に、米国は経済制裁を解除した。

 だが、カダフィ氏は一一年に欧米が支援する反政府勢力に殺害された。北朝鮮はリビアが核放棄したために政権崩壊したことを教訓にしており、リビア方式での非核化に抵抗する可能性が高い。

 

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