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【国際】

米携帯2社、合併合意 スプリントとTモバイル

 【ワシントン=白石亘】ソフトバンクグループ傘下で米携帯電話四位のスプリントと同三位のTモバイルUSは二十九日、合併することで合意したと発表した。合併協議は過去二度にわたり頓挫したが、ソフトバンクが主導権をTモバイルの親会社ドイツテレコムに譲り渡すことを決断、合意にこぎ着けた。規制当局の承認が得られれば、二〇一九年前半にも統合したい考え。実現すれば首位ベライゾン・コミュニケーションズ、二位AT&Tに対抗し得る「第三の勢力」が誕生する。

 合併は株式交換方式で行う。新会社の名称はTモバイルで、最高経営責任者(CEO)はTモバイルCEOのジョン・レジャー氏が務める。新会社の株式保有比率はドイツテレコムが42%、ソフトバンクが27%。

 ソフトバンクは一三年にスプリントを二兆円で買収。その後Tモバイルと合併を検討したが、一四年にオバマ政権の規制当局が反対し、破談した。昨秋にも再び合併を協議したが、新会社の主導権を巡る対立で交渉を中止した。

 ソフトバンクが今回、主導権よりも統合のスピードを優先させた背景には、競争環境の激化がある。米国では携帯電話会社が動画を強化したり、ケーブルテレビが無線通信に参入するなど、通信とメディアの垣根が崩れつつある。また次世代のモバイル通信規格「5G」は、通信速度が現行4Gの百倍で、こうした流れがさらに加速する。ソフトバンクは合併による年六十億ドル(六千五百億円)のコスト削減効果をテコに、今後三年で四百億ドルを投じ、5Gの整備を急ぐ。

 

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