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【国際】

板門店で米朝会談「検討」 米高官は難色「中立性欠く」

 【ワシントン=石川智規、ソウル=境田未緒】トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による米朝首脳会談の開催地に、韓国と北朝鮮の軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)が急浮上した。トランプ氏が四月三十日、板門店開催に前向きな姿勢を示した。シンガポールも検討と明言、開催地はこの二地域が軸となりそうだ。

 トランプ氏は三十日の記者会見で「今日このアイデアを投げかけた」として、板門店の韓国側施設である「平和の家」と「自由の家」を開催候補地に挙げた。さらに「もしここで(米朝首脳会談が)成功すれば、非常に大きな祝典になるだろう」と意欲を示した。

 韓国大統領府高官は一日、板門店での開催案は四月二十八日の米韓首脳電話協議で「自然に出てきた話」と明らかにし、「分断の最も象徴的な場所であり、新しい平和の道しるべを立てる場所として相当に意味がある」と歓迎の意を示した。

 ただ米紙ニューヨーク・タイムズによると、ホワイトハウス高官は板門店での開催は中立性に欠けるとして難色を示しているという。専門家も、第三国ではない板門店では北朝鮮に主導権を奪われやすいなどと異論を唱えている。

 トランプ氏は「シンガポールを含め、複数の別の国での開催も検討している」とも述べ、決定を留保した。米朝が非公式接触の場に利用してきたシンガポールならば、米政府高官らの理解も得られやすい。だが、正恩氏が訪れるには距離が遠いため、北朝鮮側が受諾するかは見通せない。

 

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