東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

バスク独立派「解散」 60年代からテロ活動 スペイン

 【パリ=竹田佳彦】スペイン北部バスク自治州で一九六〇年代から分離独立を主張し爆弾テロを繰り返してきた非合法組織「バスク祖国と自由(ETA)」は二日、「すべての組織を完全に解散した」との声明をスペイン紙エル・ディアリオ(電子版)に発表した。八百二十人以上が犠牲になったバスクの分離独立運動は節目を迎える。

 声明は四月十六日付で「すべての対立に終止符を打ち、未来を築く。過ちは繰り返さない」と表明。犠牲者に「適切な対応をしたい」と謝罪した。三日に正式発表する。

 ETAは五九年、フランコ独裁政権に対する抵抗運動として結成された。バスク民族主義に否定的な政治家や公務員を狙い爆弾テロを繰り返し、六八年から二〇一〇年までに少なくとも八百二十九人を殺害した。

 スペイン当局による摘発が進み組織が弱体化する中、一一年十月に武装闘争の完全停止を表明。一七年には武装解除に応じ、今年四月二十日には「多くの人々に多大な苦痛を与えた」と謝罪する声明を発表した。

 スペインでは昨年十月、北東部カタルーニャ自治州議会が独立宣言。当時の州政府幹部が反逆罪に問われるなど混乱が続いている。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報