東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

米中貿易摩擦 協議継続 22兆円赤字削減、米が要求

 【北京=安藤淳、ワシントン=白石亘】中国国営新華社通信によると、米中貿易摩擦を巡る通商協議で、米中の代表団は四日、「部分的に合意があったものの、いくつかの問題で大きな相違点はいまだ残る」との認識で一致し、実務的な枠組みをつくり協議を継続することで合意した。決裂は避けられたものの、火種はくすぶったままだ。

 同通信によると、三日に訪中したムニューシン米財務長官らトランプ政権の経済閣僚らは、中国の劉鶴(りゅうかく)副首相らと協議。対中輸出や投資、知的財産権の保護、非関税措置の解決などについて「十分に意見を交換し、一部の分野で共通認識をまとめた」と表明した。

 一方、米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、米側は二〇二〇年末までに対中貿易赤字を二千億ドル(約二十一兆八千億円)減らすことや、自国企業への補助金を停止することなどを要求したという。

 これに対し、中国側は関税引き下げや車、証券、生命保険などで外資参入規制を段階的に撤廃する方針などを説明したとみられる。ただ、中国紙、環球時報(電子版)は四日、「米国の根拠のない批判に強硬に反撃した」と指摘、合意には至らなかったとみられる。

 一方、米商務省がイランと北朝鮮への禁輸措置違反を巡り、米企業に対し、中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)との取引を七年間禁じる措置を決定したことについて、中国商務省は四日、今回の米中協議で「厳重に抗議した」とする談話を発表した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報