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【国際】

プーチン大統領就任反対 ロシア全土でデモ 野党指導者ら1200人超拘束

5日、モスクワの広場で、演説するナバリヌイ氏(中央)=栗田晃撮影

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 【モスクワ=栗田晃】反政権の野党指導者、ナバリヌイ氏が主導するデモが五日、ロシア全土で行われた。七日にプーチン大統領の通算四期目の就任式が行われるのを前に、「彼は私たちの皇帝ではない」と銘打ったデモ。二〇〇〇年からの長期政権による腐敗に、市民らが「プーチンは泥棒だ」などと抗議した。

 モスクワ中心部も数千人が集まり、愛国主義団体の妨害もあって混乱。ナバリヌイ氏が姿を見せ、演説すると大きな歓声が上がったが治安当局に拘束された。

 人権団体「OBDインフォ」によれば、ロシア全土での拘束者数は千二百人以上。モスクワで五百九十人以上が拘束された。デモは九十都市で計画され、インタファクス通信によれば、極東ハバロフスクで三百人、シベリアのノボシビルスクで四百人、イルクーツクでは五百人が参加した。

 昨年から大規模な反政権デモを成功させてきたナバリヌイ氏は、三月の大統領選への出馬を目指したが、政権側に却下された。エンジニアのパウコフ・アルチョームさん(32)は「もしナバリヌイ氏が選挙に出ていれば、投票した。現政権はプロパガンダをやめ、もっと国内の問題に目を向けるべきだ」と話した。

 大統領選は八割近い得票率で圧勝したプーチン氏だが、直後に西シベリア・ケメロボ州の商業施設火災が発生、行政当局の責任が問われた。また英国での元ロシア情報機関員襲撃事件やシリア内戦を巡り、欧米との対立も激化する一方で、全ロシア世論調査センターによれば、プーチン氏への信頼度は選挙前の55%から一カ月余りで8ポイント下落した。

 

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