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【国際】

イスラエル「米支持」 サウジも歓迎を表明

 【カイロ=奥田哲平】イランと敵対するイスラエルのネタニヤフ首相は八日、トランプ米大統領の核合意離脱表明に「勇気ある決断を完全に支持する」と手放しで喜んだ。サウジアラビア外務省も、米国の離脱を歓迎する声明を出した。

 イスラエルは、イランが核合意で得た経済的利益を隣国シリアやレバノンでの覇権拡大に利用しているとして、一貫して反対。イスラエル寄りが鮮明なトランプ氏の大統領就任後は、離脱を含めた強硬策を働き掛けてきた。この点で、離脱表明はイスラエルの外交的成果とも言える。

 一方で、今回の核合意離脱を引き金に、内戦下のシリアを舞台にイランとイスラエルの軍事的緊張が高まっている。国営シリア・アラブ通信(電子版)によると、八日夜に首都ダマスカス南郊の軍事施設に向けてイスラエルのミサイルが発射され、アサド政権軍が迎撃したと伝えた。

 シリア人権監視団(ロンドン)によると、イランの精鋭部隊「革命防衛隊」の隊員ら九人が死亡。イスラエル側は正式なコメントを出していないものの、これまでもシリア内戦を通じてイランが軍事拠点を構築するのを警戒し、越境攻撃を繰り返している。イスラエル軍は報復攻撃を受ける可能性があるとして、北部地域の住民に対して避難用シェルターをすぐに使用できる準備を指示した。

 

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