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【国際】

北、米国人3人を解放 再訪朝ポンペオ氏と帰国へ

北朝鮮に拘束された(左から)ドンチョル・キム氏、サンドク・キム氏、ハクソン・キム氏の画像を映すテレビに見入る市民ら=3日、ソウルで(AP・共同)

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 【ワシントン=石川智規】トランプ米大統領は九日、北朝鮮に拘束されていた三人の米国人男性が解放されたとツイッターで明らかにした。訪朝中のポンペオ米国務長官が金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談し、六月上旬までに開催予定の米朝首脳会談の日程と開催場所が決まったとも投稿。ロイター通信によると、ポンペオ氏は「数日内」に発表されるだろうと述べた。会談は一日だけの予定。

 トランプ氏はツイッターに「ポンペオ氏とともに三人の男性が北朝鮮から帰国の途に就いたことを知らせることができうれしく思う。彼らは元気そうだ」と書き込んだ。米東部時間十日午前二時(日本時間同午後三時)にワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地に到着する予定で、自ら出迎える意向を示した。

 米メディアなどによると、三人はいずれもスパイ容疑などで拘束されていた。韓国系のドンチョル・キム氏は二〇一五年十月、スパイ容疑で拘束。昨年四月には平壌(ピョンヤン)科学技術大に教授として勤務していた韓国系のサンドク・キム氏が、翌五月には同大の運営関係者で中国朝鮮族のハクソン・キム氏が「敵対行為」で相次ぎ拘束され、いずれも「労働教化所」に収容されていた。三人は米朝首脳会談前に解放される期待が高まっていた。

 ポンペオ氏は九日、米軍機で北朝鮮の首都平壌を訪問。AP通信などによると、正恩氏の側近、金英哲(キムヨンチョル)党副委員長とも会談した。トランプ氏と正恩氏の米朝首脳会談の開催場所や議題など詰めの調整や、拘束中の米国人三人の解放に向けた交渉を行ったとみられる。ポンペオ氏の訪朝は、中央情報局(CIA)長官時に続いて二回目。米国務長官の訪朝は二〇〇〇年のオルブライト氏以来。

 三人の解放を受け、サンダース米大統領報道官は九日の声明で「大統領は金正恩氏が三人を解放したことに感謝しており、善意の表れとみている」と述べた。また、「三人の健康状態は良好で、飛行機に乗る際も補助なく歩くことができた」と明かした。ペンス副大統領も声明を発表し解放を歓迎しつつも、「われわれは(北朝鮮の)完全な非核化が果たされるまで圧力を止めることはないだろう」と従来の姿勢を改めて示した。

 

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