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【国際】

解放3米国人を出迎え トランプ氏、実績強調

10日、北朝鮮から解放され、首都ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着した(先頭から)ドンチョル・キム氏、サンドク・キム氏、ハクソン・キム氏。トランプ大統領夫妻が出迎えた=AP・共同

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 【ワシントン=石川智規】トランプ米大統領は十日未明、首都ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地で、北朝鮮が解放した三人の米国人を出迎えた。トランプ氏は「三人にとって特別な夜だ。彼らを迎え入れて非常に光栄」と歓迎した上で、「真の栄誉は(朝鮮半島から)核兵器を取り除くことだ」と述べ、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との米朝首脳会談に意欲を示した。

 トランプ氏は未明にもかかわらず、メラニア夫人やペンス副大統領夫妻らとともに三人を異例の態勢で出迎え、外交実績をアピールした。解放された三人は、トランプ氏らと握手した後、両手を挙げてピースサインを送った。

 トランプ氏は記者団に「金正恩氏に感謝したい。この過程は非常に重要だ。われわれは新たな足場に立っている」と指摘。正恩氏がこの時期に三人を解放した理由を問われると、「彼は北朝鮮を現実の世界に引き入れたいと思っているのだろう」と分析した。

 記者団から将来、北朝鮮を訪問する可能性を問われると、トランプ氏は「あり得る」と述べた。

 米メディアによると、解放された三人のうち、韓国系のドンチョル・キム氏は二〇一五年十月、スパイ容疑で拘束。昨年四月には平壌(ピョンヤン)科学技術大に教授として勤務していた韓国系のサンドク・キム氏が、翌五月には同大の運営関係者で中国朝鮮族のハクソン・キム氏が「敵対行為」で相次ぎ拘束され、「労働教化所」に収容されていた。ドンチョル・キム氏は記者団に「私は北朝鮮に多くの労働を強いられたが、病気の際は処置をしてくれた」と述懐。米国に戻った感想を問われると「夢のようだ。とてもうれしい」と笑顔をみせた。

 

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