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【国際】

北核実験場廃棄「23〜25日」 爆破、坑道閉鎖 中ロ米英韓に公開

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 【北京=城内康伸】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省は十二日、北部・咸鏡北道豊渓里(ハムギョンプクドプンゲリ)にある核実験場の廃棄を今月二十三〜二十五日の間に、天候を考慮して行う予定と発表した。実験場廃棄の「透明性を確保するため」として、国内だけでなく韓国、米中など国外記者団に現地取材を認めるという。

 実験場廃棄は、核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の中止と合わせ、四月二十日に開かれた朝鮮労働党中央委員会総会で決定した。非核化に本気で取り組む姿勢を示すことで、六月十二日に開かれる米朝首脳会談の環境を整え、自国にとって有利に交渉を進める思惑とみられる。

 北朝鮮外務省の公報によると、廃棄は全ての坑道を爆破・崩落させ、坑道入り口を完全に閉鎖した後、地上にある観測設備と研究所など全ての施設を順次、撤去する方法で行う。現地取材は韓国、米国、中国、ロシア、英国の記者に限定。実験場が狭い点を理由に挙げた。記者団は東海岸の元山(ウォンサン)から特別専用列車で実験場まで移動させるという。

 過去六回の核実験は豊渓里の核実験場で実施。韓国大統領府高官によれば、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は四月二十七日の南北首脳会談で、既に使用できなくなっているとする一部の見方に反論。「既存の実験施設よりも大きな坑道が二本あり、なお健在だ」と述べた。

<豊渓里> 北朝鮮北東部・咸鏡北道吉州郡の険しい山々が連なる地帯に位置し、計六回の地下核実験が行われた。周辺は一九七〇年代から一般の出入りが禁止され、二〇〇六年十月に初の核実験を実施。一七年九月の六回目にはマグニチュード(M)6・1の揺れを引き起こし、坑道崩落の可能性が指摘された。 (共同)

 

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