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【国際】

ガザ衝突、死者58人に イスラエル軍発砲、非難の応酬

14日、パレスチナ自治区ガザのイスラエルとの境界付近で抗議デモに参加する人たち=UPI・共同

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 【エルサレム=奥田哲平】在イスラエル大使館をエルサレムに移転した米国に抗議するパレスチナ自治区ガザの大規模デモは十四日、イスラエル軍との衝突による死者は五十八人に拡大した。十五日は七十年前のイスラエル建国でパレスチナ人が難民化した「ナクバ(大惨事)の日」でもあり、再びデモが激化する恐れが高まっている。 

 ロイター通信によると、犠牲者のうち少なくとも六人が子ども。イスラエル軍の銃撃や催涙弾を受けた二千七百人が負傷し、三十九人が重体という。パレスチナ自治政府は「大使館移転は扇動と不安定をもたらす」と批判した。

 参加者の一部はタイヤを燃やし、イスラエル境界のフェンスに近づいて投石などで抵抗した。デモを主導するイスラム主義組織ハマスは、フェンスを突破してイスラエル領内に入るよう呼び掛けていた。イスラエル軍の実弾使用には過剰防衛との批判が根強いが、ネタニヤフ首相は「市民の命と主権を守るために行動を続ける」と主張した。米国も「不適切なプロパガンダだ」とハマスを非難した。

 国際社会からは懸念や非難が相次いだ。英仏はイスラエルに武器使用を自制するよう呼び掛けた。トルコのエルドアン大統領は「イスラエルが行ったことは大量虐殺だ」と批判。イスラム教徒が多い中東やアフリカなどの五十六カ国が加盟するイスラム協力機構(OIC)の緊急会合を開くよう求めた。

 トルコと南アフリカは駐イスラエル大使の召還を決めた。クウェートは十四日、ガザ情勢を巡り国連安全保障理事会の緊急会合開催を要請。緊急会合は十五日午前(日本時間同日深夜)に開かれる予定。

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