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【国際】

韓国、北に復帰促す 会談中止 「いつもの手」の見方も

 【ソウル=境田未緒】北朝鮮が十六日に予定されていた南北閣僚級会談の中止を突然表明したことに対し、韓国政府は同日、一方的な無期延期は遺憾だとして迅速に会談に応じるよう促す通知文を北朝鮮側に送った。韓国内では「北朝鮮のいつものやり方」という見方が出ている。

 北朝鮮は十五日朝、韓国側に十六日の閣僚級会談開催を提案。米韓空軍による共同訓練は十一日から始まっており、訓練は口実にすぎないとみられる。一方、訓練中止を伝えた朝鮮中央通信が、北朝鮮の元駐英公使で二〇一六年に韓国に亡命した太永浩(テヨンホ)氏とみられる人物を批判したことが注目されている。

 太氏は、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の権力構図などを記した著書の発刊を機に十四日、国会議員会館で記者懇談会を開き、「完全な非核化は達成できない」などと述べた。著書では、正恩氏の激高しやすい性格などを紹介。慶南大極東問題研究所の金東葉(キムドンヨプ)教授は「北朝鮮の今回の対応は原則に従ったもの」とした上で、むしろ「『最高の尊厳』(である正恩氏)と体制問題に関して、やり過ごせなかったのではないか」と指摘する。

 韓国外務省によると、康京和(カンギョンファ)外相は十六日、ポンペオ米国務長官からの求めに応じて電話協議し、閣僚級会談中止の経緯などを説明。ポンペオ氏は「北朝鮮側の措置に留意しながら米朝首脳会談に向けて準備を進めていく」と述べたという。

 韓国大統領府は十七日、定例の国家安全保障会議(NSC)常任委を開き、閣僚級会談の中止などについて協議する。

 

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